ジカンタイヨヤク?
2023.04.24
こんにちは。はまさきクリニックで内科担当の院長です。
患者さんから「ここは待ち時間が短くて助かるわー」というお声を頂戴します。
いやー患者さんが少ないんでですねー(ニッコリ)という気持ちは飲み込んでます。
珍しく混んでたりすると「え?ここは予約せんといけんの?」という声も頂きます。
いや、予約しなくても診察できますが、予約してたほうがスムーズですよ(本音)。
そこで今回は「当院がなぜ時間帯予約制を導入したのか」の話をしましょう。
ぼく自身が待つのが超絶苦手なので、患者さんも待ちたくないだろな、と思いまして。
興味なくても読んでください(めちゃ長文です)。
クリニックの外来は「順番予約」か「時間予約」が二大勢力
順番予約というのは、文字通り来た順から診察をします。
順番予約の最大の利点は、早い者勝ちです。
朝一番をゲットするため受付時間前に並んだりするアレです。
順番予約して一旦帰宅されたりする人も出現します。
素直に受付時間内に来院された方は待たされるため不満が出ます。
急いで受診したくても、すぐに診てもらえない欠点があります。
キャンセルが出ると、思ってたより順番が大幅に早まったりします。
順番予約は時間が読めません。呼ばれるまでひたすら待つのみ。
順番予約は順番が公平ということ以外にあまり利点がありません。
時間予約というのは、何時何分からの予約です、ってやつです。
急患とか入ってくると、経験的に予約時間守れる気がしないです。
しっかり診察するためにもある程度の時間のふれ幅が必要なんです。
じゃあ、時間「帯」予約って何がいいの?
当院は時間帯予約です。この「帯」という字が重要なんです。
10時に予約した場合、10時から10時半の30分間で予約されます。
これは10時から診察をするということではありません。
10時からの30分間に決まった人数を診察するということです。
30分の枠の中では受付をした順で診察をしていきます。
10時から診るわけではないということをご理解願います。
時間帯予約のメリットは、診察時間の目安ができることです。
順番予約だと、急ぎの診察でもリストの最後にまわされますよね。
時間帯予約では10時枠がいっぱいでも、次の枠に余裕があれば
「10時半から11時に来てください」とご案内することができます。
時間帯予約 活用法
時間帯予約のメリットを最大に発揮させるためにお願いがあります。
予約時間よりあまりに早く来ていただくことはお勧めしません。
早くても予約時間の10分前くらいから受付して頂ければ十分です。
例えば10時からの予約の方が、早めの9時半に受付したとします。
通常はあらかじめ9時半-10時枠に予約した人を先に診察してます。
9時半からの枠に余裕があるときは、早めに診察できるのですけど。
ですので、せっかく早く来たのに予約通りの時間になりがちです。
ある程度臨機応変に対応して、急患さんを先に診察することもあります。
できるだけ予約した時間帯で患者さんへお声掛けできるよう調整してます。
自分より後に来た人が先に診察されるのは良い気持ちしないですよね。
早すぎる来院、遅すぎる来院を避けて受診されてください。
外来で極力待たずにスムーズに受診して頂くために
昨今の感染症の流行のため、密になることを避ける工夫が必要となっています。
それでも時間帯によっては患者さんが集中することがあります。
受付してからお呼びするまでの時間は平均5分から15分程度です(現在)。
「今日は急いでいるので早めに診てほしい」とおっしゃる方もいますよね。
申し出には最大限考慮いたしますが、なかなか調整が難しいときもあります。
予約しててもある程度待つかもと、余裕をもって受診して頂けるとありがたいです。
患者さんが増えても、0分から30分程度の間にお呼びすることができると思います。
待ち時間をできるだけ少なくするために、皆様のご協力をお願い致します。
「外来があふれかえっちゃって大変ですよー」なんて日が来るのかなーとか
スタッフと話しながらほのぼの外来やっていますので、
何かお困りや気になる症状があればご相談ください。