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抗核抗体が陽性といわれたら

2023.12.26

こんにちは。
リウマチ科・内科・婦人科の はまさきクリニックです。

ひさびさの投稿です。

血液検査をした際に、抗核抗体が陽性といわれたんです、
と相談を受けることがあります。

抗体は、身体から異物を除去するために働いてくれます。
身体に異物が侵入すると異物に対する抗体が作られます。

抗体は、自分を守る免疫システムのひとつです

本来異物を排除する目的で作られる抗体ですが、細胞中の
核内蛋白成分と反応する自己抗体(自分を抗原とみなして
作られる抗体)の総称を「抗核抗体」と呼んでいます。

抗核抗体は身体を構成する細胞の核に対する抗体なので
膠原病の患者さんでは、比較的高頻度に検出されます。
抗核抗体自体は、自己免疫疾患をスクリーニングする上での
基本的な検査の一つです。陰性であっても膠原病を否定する
ものではありませんが、陽性の場合、ヒントにはなります。

抗核抗体は、間接蛍光抗体法という測定法で調べます。
陽性の定義は40倍(40倍希釈)以上です。
40倍の次は80倍、160倍、…と倍々に高くなります。
40倍未満が「陰性」とされています。

 

健康な方でも1-2割の方は陽性となることがあります。
ご高齢の方や慢性肝疾患のある方、ウイルス性疾患に
罹患した直後などでは陽性になることもありますので、
他の検査結果や身体所見などを併せて診断を進めます。
健康な方で特に症状がなければ経過をみていきます。

 

抗核抗体とひとことで言ってますが、複数の型があります。
抗核抗体のパターン(型)と、自覚症状・他覚所見を目安に、
さらに特異抗体を調べたり、他の検査を進めていきます。

特定の疾患症状と関連するため、膠原病の診断、病勢や
予後の予測、治療薬の効果判定などに用いられています。
これらはあくまで症状に応じて検査をおこなっています。

目や口が渇きやすい症状であったり、寒いと手指の色味が
変わりやすい症状だったり、微熱や倦怠感が続いたりなど
膠原病にはさまざまな症状を伴うことがあります。

気になる症状などございましたら、お気軽にご相談下さい。