伝えることって大事だなー。
2023.04.07
こんにちは。はまさきクリニック内科担当の院長です。
ひさびさのブログ更新です。早いもので開業して4ヶ月経過しました。クリニックの隣の公園の桜が満開できれいだな~と思っていたら、もう葉桜です。そろそろさぼっていたブログも更新していきますね。
クリニックをオープンして4ヶ月。内科を受診される患者さんは関節リウマチの方だけでなく、高血圧症や脂質異常症、糖尿病などの内科疾患から、寒冷刺激で指先の色が変わるレイノー症状や、原因不明の息苦しさといったものまで症状は多岐に渡ります。やはり専門とする膠原病リウマチ患者さんが多いので、男女比だと1:9くらいで女性が多い印象です。更年期症候群の一環としての関節症状も鑑別となるため、女性から病歴を聴取する際には閉経の有無や、妊娠出産歴をお伺いすることがあります。その際、しばらく婦人科の定期健診は受けてないわ、とおっしゃる方が意外と多いのです。
先日、これまで婦人科は受診したことがないという、生理不順のリウマチ患者さんに婦人科を受診を勧めて、副院長に診察してもらいました。
また、年頃の娘さんのいらっしゃる患者さんからは、当院が子宮頚がんワクチンの公費接種に対応しているとは思ってもなかったわと、ご指摘を受けました。そこでさっそく婦人科でワクチン接種について対応してもらいました。こんなとき、婦人科から専門的アドバイスが受けられるので、いち内科医としては本当に助かります。
いくら素晴らしいものを作っても、伝えなければないのと同じ、と先日うちのスティーブジョブスが言ってました。患者さんに治療内容を説明して、伝わったと思っていても実はそれが「伝えているつもり」になっていることがよくあります。関節リウマチなども日進月歩で新しい治療薬が開発されています。一つの薬が、その人の人生を変える可能性があるので、常に知識をアップデートして、伝えきる力をつけていく必要があるなーと痛感しています。
これからもクリニックや医療のことだったり、興味を引いた本のことなど、身の回りのことについてもお知らせしていきますので、よろしくお願いします。